めまいの鍼灸治療

Sさんは二週間ほど前に風邪をひきました。

ほどなくして風邪は治りましたが

それからふわふわと浮遊感のあるめまいがするようになりました。

 

しばらく様子を見ていましたが治まらなかったので

耳鼻科を受診し、薬を処方されましたが

効果を感じられなかったそうです。

 

インターネットで探したところ

めまいの症例があった当院に来院されました。

 

仕事や趣味の激しいスポーツに集中して取り組めないので

はやく元気になりたかったそうです。

 

めまいの他に体調で困っていることを聞くと

「目の疲れや肩こりがある」と訴えました。

 

顔まわりを触診すると三半規管のある内耳、咽、鼻の皮膚に

治療ポイントが見つかりました。

 

Sさんの場合、風邪をひいたときの咽の炎症が咽と耳を連絡している

耳管に入り耳の中に炎症を起こしてめまいになったと推測されます。

 

また平衡感覚は視覚と耳と足からの情報をまとめているので

目の疲れをとる必要がありました。

 

「まだ自覚のない小さな風邪は治りきっていませんね」と伝え、治療を始めました。

3回目来院時にはめまいの回数が明らかに減ったことを実感したそうです。

 

しかし耳周りの状態は元気がなく、気になったので聞くと

「寝起きの悪さや鼻詰まりはまだ続いている」と訴えました。

 

5回目の治療時にはめまいは全くなく、寝起きもよく鼻詰まりもなくなって

すっきりしている仰っていました。

 

間隔を開けて6回目には自覚症状も触診の状態もよかったので治療を終了しました。

もともと咽が弱く、風邪を引いたことでめまいを発症したようです。

耳と咽、鼻を治療し、小さな炎症を抑えることで早い改善が見られました。

 

岩橋